2019/06/03更新
タトゥーを入れる前に!美容師なら知っておきたいタトゥーのあれこれ
美容
世間的に見て美容師はオシャレというイメージが強いですが、最近は、髪型や服装に合わせて、ひげ、ピアス、そしてタトゥーを入れる美容師が増えてきました。
特にタトゥーは、現代の日本で未だに煙たがられがちな中、「美容師」という職業では意外に寛容的ですよね。
そんなタトゥーに対して、世間の目や気を付けたいことをまとめてみました。
尚、本記事はタトゥーを入れている美容師を否定するつもりはありません。
あくま参考として、タトゥーを検討している方のお力添えになれれば幸いです。
タトゥーについての意識調査、統計
そもそも、タトゥーに対して世間はどのように考えているのでしょう。
タトゥーについての意識調査の統計データがありましたので、参考として見てみましょう。
「タトゥーを入れている」と解答した年代別の割合
どの年代もタトゥーを入れていると回答している人はかなり少ない中、30代は比較的多くみられます。
また男女別では、男性の方がタトゥーを入れている率が若干高いようです。
タトゥーをしている人をどう思うか
母数が少ないものの、タトゥーがある人同士では理解度が高めであるといえます。
一方、タトゥーを入れていない人は「何とも思わない」が半数以上を占めています。
つまり、タトゥーに対して抵抗感はないが、ファッションとしての良さを感じるのは一部の人のみのようです。
年代ごとの母数にブレがあるので一概には言えませんが、年齢を重ねるごとに、タトゥーに対して厳しい印象です。
タトゥーを入れたことを後悔しているか
男性は「後悔している」に対して、女性は「後悔していない」と意見が分かれています。
また、タトゥーをして後悔しているのは男性の方が多いようです。
▽参考にした統計データ
アンケート結果を検証 タトゥーについて|株式会社ヒューマ
タトゥーのリスク
タトゥーを入れることで、健康面や社会面でリスクがあることを知っておきましょう。
- 感染症の発症
- アレルギー反応・皮膚疾患
社会面のリスク
- 就職への影響
- 結婚活動への影響
制限・拒否されるリスク
- MRI検査 拒否
- 輸血・献血 制限・拒否
- 生命保険への加入 拒否
- 銭湯などの入場 制限・拒否
▽詳細や対策はこちら
タトゥーのリスクと対策−後悔する前に正しい知識を | DOTT
タトゥーをした美容師に対して、お客様の反応は?
お客様によって捉え方はそれぞれ
お客様によって、タトゥーに対して寛容的な人もいれば恐怖心を抱く人などさまざまです。
タトゥーによって客層が偏る可能性は十分にあり得ます。
一番気を付けたいのは、新規のお客様がタトゥーを見て恐怖心や警戒心を抱いてしまい、リピートする機会を失うことです。
お客様によっては、接客を受けているうちに「最初は怖いと思っていたが、話しているうちに優しい人だと思った」というギャップも得られることもあるそうですよ。
オシャレとはいえ、あくまで美容師は接客業であるため、タトゥーで左右されないよう、清潔感と態度を意識した接客を心がけましょう。
タトゥーを入れるにあたって
必ず店舗に確認を取りましょう
店舗によってはコンセプトのずれやお客様からの信頼確保などにより、美容師のタトゥーがNGのところもあります。
もちろんタトゥーOKと公言している美容院もありますが、数は少ないのが現状です。
タトゥーが自分のキャリアアップの足枷にならないか、よく検討しましょう。
自分をどう魅せるかを意識する
タトゥーを入れる心理として、自己表現の1つ、決意の表れ、自分を変えたい、強く見られたいなどがあります。
オシャレだけではなく、美容師としてどう自分を魅せるか、どんな想いをタトゥーに刻みたいかしっかり考えましょう。
▽他にもタトゥーを入れる理由はこちら
タトゥーを入れる心理12選!入れる意味は?入れる前に考えるべきことは? | BELCY
まとめ
昔に比べれば、日本でもタトゥーへの偏見は緩和されつつあるも、まだ両手を広げて歓迎されるものではありません。
ですが、タトゥーを入れるか入れないかは個人の自由です。
もしタトゥーを入れたいと考えているのであれば、リスクを理解し、タトゥーを入れる理由と将来設計に支障や後悔がないか、一度真剣に向き合いましょう!