2019/03/29更新
美容師なら抑えておきたい!リピートに繋がる接客マナー
仕事
飲食店や販売員など、直接お客さまを接客する際、気をつけたいのが接客マナーですが、自分自身やスタッフはしっかりマナーを守れていますか?
お店のレビューを見ていると、「店員が無愛想だった」「声が小さかった」など、接客マナーに関する厳しい声をよく見かけます。
気持ちの良い接客は、お客さまの満足度につながり、「また来たい」と思ってもらえるお店作りにつながります。
せっかくのサービス、技術を無駄にしないよう、接客マナーもしっかり抑えておかないといけません。
接客の基本的なマナー
業界に関わらず、接客する上で気をつけるべき必須ポイントを紹介します。
言葉遣い
言葉遣いを気をつけるのは当たり前!と思うかもしれません。
でも、いつも使っているフレーズは誤った敬語である可能性があります。
例えば「どちらにいたしますか?」、「どちらになさいますか?」では、普段どちらを使っていますか?
正解は「どちらになさいますか?」または、「いかがなさいますか?」になります。
「いたす」は謙譲語であるため、自分が相手に何かしてあげる場合に使う言葉です。
もし禁煙席か喫煙席か悩んでいるお客さまにどちらにするか尋ねる場合は、「どちらになさいますか?」が正解になります。
しかし、自分がお客さまに何かする場合は「いかがいたしましょうか?」が正解になるので注意が必要です。
普段何気なく使っているフレーズですが、実は失礼だったということがないように、個人でもお店としても言葉遣いを見直してみましょう。
立ち振る舞い
接客中は姿勢や歩き方などの所作を意識しているかもしれませんが、それ以外の時間の立ち振る舞いは大丈夫ですか?
ついつい気が抜けてしまい姿勢が悪くなっていたり、スタッフ同士で話し込んでしまったりしていませんか?
接客中ではないとはいえ意外に見られていたり、スタッフに声をかけたいお客さまに気づけなかったりと、悪い印象を与えてしまっているかもしれません。
お会計時のお釣りの渡し方や、スタッフルームへ出入りする時など、丁寧な所作を心がけましょう。
清潔感
スタッフの清潔感はとても重要です。
髪型は崩れていないか、汚れた靴を履いていたり、靴紐、かかとを踏んでいないかなど、お店にたつ前の服装チェックポイントなどを作っておくといいかもしれません。
また、美容業界ではおしゃれに気を遣うことも大切です。
ただ、香水の匂いがきつかったり、メイクが派手すぎるのは、人によっては不快感を感じることもあるので注意しましょう。
美容師は特に気をつけたい接客マナー
美容室は、リラックスしたい、リフレッシュしたいと考えて足を運ぶ人が多い場所。
また、他の業種よりお客さまとの時間が多くなります。
せっかくのリフレッシュタイムが嫌な時間にならないよう気をつけたいポイントをまとめました。
コミュニケーション
接客時間の長さがから、重要になるのがコミュニケーションです。
「なかなか会話が弾まない」、「何を話せばいいかわからない」と悩んだ経験がある人も多いのではないでしょうか?
お客さまとのコミュニケーションの中で、よくある失敗はプライベートな内容を聴きすぎてしまうこと。
「お仕事は何をされてるんですか?」
「休日は何してるんですか?」
「ご結婚されてるんですか?」
などのプライベートな質問は、不快に思う人もいるので気をつけましょう。
施術中はそんなに会話をしたくないという人もいます。
じっくり見極めて居心地の良い空間づくりを行えるといいですね。
服装
美容師といえばおしゃれなイメージがあり、自由におしゃれを楽しみながら働いている人が多いように感じます。
ただ、あまりにも奇抜な服装、メイクなどは驚いてしまう人もいるかもしれません。
お店の雰囲気などもあるので一概にはいえませんが、お店のターゲット層とかけ離れない服装を心がけましょう。
匂い
他の業種の接客よりお客さまとの距離が近くなる美容師。
距離が近い分気になることが多いのが匂いです。
基本的な接客マナーでもある清潔感に通じるものがありますが、きつい香水などに加え、口臭や体臭のチェック、ケアを怠らないようにしましょう。
特にタバコを吸うひとは要注意です。
どんなにケアをしていても日常的にタバコを吸っている人の匂いはわかります。
全て消すというのは難しいかもしれませんが、最大限のケアで少しでも非喫煙者の不快感を軽減させましょう。
また来たいと思えるお店に
雰囲気が良く、また来たいと思えるお店は、必ずスタッフの接客が良いお店です。
マニュアル通りの接客は返って逆効果になってしまうこともありますが、相手が何を求めているのかを見極め、気持ちの良い接客ができるといいですね。