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2019/03/08更新

美容師との会話問題!?会話を楽しみたい人・静かにしたい人のサイン

仕事

ヘアサロンに来るお客さんは、理由はそれぞれあれど、今よりも少し素敵になりたいと思っている人が来ている場合がほとんどです。
そんなお客さんにまた来たいと思ってもらいたい、と思うのは自然なことですよね。
美容師として、技術はもちろん大切ですが、また来たいと思ってもらえるような「会話力」も重要です。

しかし会話を楽しみたいお客さんがいる隣の人は、静かにリラックスしたいお客さんであるかもしれません。
また同じお客さんでも、日によって気分が異なったりと、見極めが非常に難しいですよね。

今回は、美容師と話したい人とそうではない人の見分け方についてです。
 

美容師と会話したい?したくない?

そもそも、美容師と話したい人・そうでない人の割合はどれほどのものでしょうか。

マイナビが2017年に行った美容師と会話をしたいかという学生アンケートの結果は
会話したい割合が41.9%に対して58.1%の人が会話をしたくないと答えました。


引用元:マイナビ 学生の窓口
 
学生さんの意見の中には「美容師さんがいろんな話題を知っていて楽しい」「話していると時間を忘れられる」のほかに、「プライベートなことを話したくない」「知らない人と話すのが嫌」などの意見もありました。

静かにリラックスしたい人のサイン

静かに施術をしてもらいたい人は、美容師にちょっとしたサインを出しているかもしれません。
目の前にいる人が何を求めて、どんな接客をして楽しんでもらうかを考えることが重要です。しっかり見極めましょう。

スマホを触っている


日常生活でもいえることですが、スマホを覗き込むなどはNG行動です。
お客さんからスマホの画面を見せられない限り、たとえ画面が見えていても会話のネタにはしないほうが無難です。

話題作りにどんなゲームをしているのか聞く=スマホを覗かれたと思うお客さんは多いので気をつけましょう。

雑誌、単行本などを読んでいる


何かを読んでいる人に無理やり声を掛ける人はそうそういませんが、何か話さなくては、という気持ちが先行して読んでいる本の内容を聞くなどの接客トークはNGになりがちです。

流行の本など、会話につながるものやその話題をもっとしたい人など様々ですので目の前の人と会話するという意識を大切にしてよく見極めましょう。

目を閉じている

荷物を預かる際に、その人のコンディションを見極めるのは非常に大切なことです。
仕事帰りで疲れている人に、無理に声をかけて会話をしようとすると「美容院に行ったら余計に疲れた」とマイナスなイメージを持たれてしまう場合もあります。

目を閉じているということはリラックスしている、施術を全任している状態とも言えます。
自分の技術に自信を持ち、満足いただける施術を志しましょう。

オウム返し

「今日は暑いですね」という声掛けに対して「本当に暑いですね」で会話が終わってしまう場合、何か別の話をしなくてはと焦ってしまいがちですよね。
そんなオウム返しをするお客さんは、会話をするのがめんどくさいと思っている可能性があります。
放っておいて欲しいけど、無視するのは角が立つし…と思っているお客さんかもしれません。

見極めが非常に難しいですが、会話が続かない場合は髪質やヘアスタイルのことなど必要なことを話せば、自然とお客さんのほうから話してくれるはずです。
 

美容師と会話を楽しみたい人のサイン

もちろん、いろんな流行を仕入れている美容師と楽しく会話をしたい!と思って来店してくださるお客さんもいます。
そんなお客さんは、知りたいことがはっきりとしている場合や、話したいことが漠然としていても「話したい」という目的を持って来店しているので、うまくサインを見極めて、会話のキャッチボールをしましょう。

ヘアアレンジやスタイリング方法などを知りたい人


自分の髪質に合うケアや骨格に合うヘアスタイルなどに自信がないお客さんは多いものです。
できるならプロに聞いて理解したいと思う人もいるでしょう。
会話の糸口としてお客さんの髪質やキューティクルの状態、雰囲気に合うヘアスタイルの提案などを行うと、もっと知りたい、プロの意見を聞きたいとお客さんから声を掛けてくるでしょう。

雑誌から流行を仕入れる人


美容師とは流行に敏感なもの。そんな思いから今流行りのスタイルなどをプロに聞きたいと思う人もいます。
期待に応えれるよう、流行をきちんと押さえておくことが大切です。
雑誌が古い号のものを扱っているなど、お客さんは細かいこともチェックしていますので、こまめな仕入れや最新号の知識などもしっかり把握しておきましょう。
 

会話をする上で大切なこと

美容師と会話は、接客では切っても切れない仲です。だからこそ、状況に応じての取捨選択は必要となってきます。
慣れないうちは会話をしなくては、という気持ちが先行してしまいがちですが、「お客さん」という人と会話するのではなく「目の前にいる特定の人」と会話することが肝心です。

また慣れてくるとパターンで会話をしてしまいがちですが、目の前にいる人と対話するというのを忘れてはいけません。
今一度自分の接客トークを見直してみてくださいね。
 

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